幕末の風雲児と言われる土佐の浪士・坂本龍馬は、慶応元年(1865)閏5月、長崎・伊良林の地に、日本最初の商社「亀山社中」を創設しました。
龍馬は、この「亀山社中(のちの土佐海援隊)」を率いて、海運業を中心とした商業活動の傍ら、倒幕運動で中心的な役割を果たし、維新回天の事業に大きく貢献しました。
彼が本拠地とした長崎は、海外から、また全国各地から最新の情報や文物さらに多彩な人材が集まる幕末の国際貿易都市でありました。さらに、鎖国時時代に唯一海外に開かれた港として独特の歴史文化を有する個性溢れる街でもあったわけです。
龍
馬が長崎に本拠を置いた期間はわずか2年半ほどで、その間にも政治活動に商売にと各地を奔走しており、この街で穏やかに過ごした日々は決して多くはなかっ
たかと思われます。しかし、常に時代の最先端を走りぬけた龍馬にとって、この街は魅力あふれる場所であり、きっと、長崎での日々を存分に楽しんだにちがい
ありません。
坂本龍馬や亀山社中をはじめとして「長崎の幕末史」に理解を深め、親しみを持っていただくために、この『龍馬の長崎物語』をご覧いただければ幸いです。
亀山社中ば活かす会